PDFファイルの閲覧・ダウンロード方法

 「かわら版」では、PDFファイルの閲覧・ダウンロード方法を2009年2月10日から変更しました。
 下図に示すとおり、該当ウィンドウ上部の「メニュー」をクリックし「ダウンロードまたは共有」を選択します。
すると新しいPDF閲覧用ウィンドウが開き、そこからPDFファイルをダウンロードすることも可能となります。

なおこの際、Acrobat.com の内容を閲覧するためには、次の構成条件を満たすようにしてください。
必要システム構成: http://www.adobe.com/jp/acom/systemreqs/

特に、Flash Player が必要とされていることにご注意ください。




2009年3月18日水曜日

かわら版第3号(Web版)

image

image

image  先日、ひと月あたりの所定外労働100時間超過者を対象に産業医による診断が行なわれた。そもそも多摩バス運転士はそれだけ働かないと生きていけないほど安くコキ使われているということだ。京王=多摩バスでは、本来、危険性・違法性のある働き方について、指摘し改善、あるいは抑止力となるはずの運行管理者がまったく機能していない。なぜなら、運行管理者もまた会社に管理されており、危険性・違法性のある働かせ方であることを重々知っていながら黙認しているからである。これでは安全どころではなく危険性の高い事故は増えるばかりである。
実際「私どもは、危険性・違法性があることを知っていながら、ビクビクしながらやってるんです(管理者A)」と。許しがたいのは、問題が生じた場合、会社や(名ばかり)運行管理者は何らかの責任を取らざるを得ないこと自ら理解しており、意図的に行っていることである。
高速道路運行中料金所に突っ込み多数怪我人を出した大事故は結果的に会社は3,300万円以上の損害となった。しかしながら、多摩バスで起きている多数の事故は労働者のことなどお構いなしの危険性・違法性のある働き方・働かせ方と知りつつ行なった結果生じたものであり、おきるべくして事故がおきているのだ。
ところで、昨年11月の高速道路運行中進路変更による事故も起きているが、何故かこの事故に関しては、会社もよほど困った事故なのか詳細を明らかにしていない。
これでは京王=多摩バスの推進するコンプライアンスとは一体何なのか?また安全運輸マネジメントとは一体何に取り組んでいるのか? と言いたくもなる。安全なんてクソッ喰らえ、人の命など何とも思わない、儲けるためなら何でもアリの取り組みなのか。

image  ダイヤ編成上(業務遂行上)否応なく発生するタイムロスを「労働からの解放が保障された時間=自由な時間」、すなわち休憩時間、タダの時間へとすりかえる都合のいい道具となっているのが申告制度である。あらかじめ予測可能な労働さえも自己申告にかからしめ、休憩時間の原則を踏みにじっているのだ。まさに申告制度を悪用した偽装休憩である。
そもそも人を陽も昇らない朝っぱらから呼んでおきながら何時間もタダで待っていろとはなにごとかッ!!
働くということは時間を失うことであり、どのように失っているのか、失ったことによって労働者の暮らしがどう変わったのか―――という視点に立ち、運転士の労働時間の構成のあり方を問う必要があるのだ。拘束時間・労働時間・休憩時間の関係を追及し、明らかにしていくことが、私たちバス労働者の切実な課題である。

image しかしながら、一方の労働組合が取り組むべきはずのこれらの問題に、執行部が取り組もうとしないのはなぜなのか? 回答日すら記載していない要求書を組合掲示板に掲示することで、あたかも課題に取り組んでいるかのように見せかけているが、実のところ西川・黒田執行部は要求の実現を放棄しているのだ。労働者を見下し、やっても無駄と決め込み、やってるフリじゃえ~ッといったこの執行部の醜態は何を意味しているのか―――私たちは考えよう、会社にとってではなく、労働者にとっての、労働組合とはどのような存在であるべきか、を。

image 



image

image

100年に1度といわれる大恐慌で、倒産・減産、首切り・賃下げの嵐が襲いかかっている。もはや、資本主義の命脈は尽きた。どんな経済対策を講じようとも、1929年を超える大恐慌は、大企業・大銀行を破産させ、大失業を生み出し、国家財政は天文学的な赤字にあえいでいる。今こそ、闘う労働組合を甦らせ、労働者階級が歴史の最前線に躍り出るときだ。09春闘をストライキで闘おう!
1月15日に日本経団連と連合の連名で発表された「雇用安定・創出に向けた労使共同宣言」は、「雇用調整助成金の要件緩和」や失業者対策などを政府に「早急に実施すべき」と言っている。これらはすべてクビ切り・賃下げを当たり前とした上で「労使の努力」で乗り越えようと言うのだ。日本経団連は連合や全労連を抱き込んで、クビ切りも賃下げも容赦なくやると宣言しているのだ。
ふざけるな! さんざん労働者のクビを切ってきた資本家を救済するために、なんで労働者が手を貸すのだ! 政府が雇用対策を講じるということは、結局われわれからむしり取った税金を資本家どもにくれてやると言うことじゃないか! そうして、資本家どもは心おきなくクビ切り・賃下げをやるというのだ。こんなことをどうして許せるか!
もはや資本主義は打倒するしかない。命脈の尽きた資本主義にとって変わって、労働者が社会を運営するのだ。

image

今、全世界で労働者の闘いが激しく燃えさかっている。大恐慌が生み出す危機と大攻撃を前に、旧来の労働運動指導部がこぞって労使協調―体制擁護運動にのめり込んでいる中で、現場労働者が先頭に立って、こうした指導部の腐敗と屈服を突き破って荒々しい台頭を始めている。
アメリカでは、3月5日ニューヨークの市職員・医療労働者など7万5000人が、市長の予算削減案に反対して大デモ。
イタリアでは昨年12月12日、学校、鉄道、病院、郵便などをすべて止める150万人のゼネストで新自由主義教育改革を粉砕した。フランスでは1月29日の500万人ゼネストでサルコジ政権の新自由主義改革と対決している。ドイツでは11月に自動車部門で3万人が波状スト、2月には交通部門を軸に各州で波状ストが闘われている。イギリスでは、昨年7月の公共部門50万人の48時間スト、10月の鉄道ストなどが闘われている。全世界の労働者の決起に続こう!

image

動労千葉は、09春闘が最大の山場を迎える3月17日から19日にかけて、すべての組合員を対象に全面ストライキに打って出ることを決定した。大幅賃上げ獲得と業務外注化阻止・ライフサイクル白紙撤回を掲げて闘われるこのストは、労使共同宣言体制を実力でぶち破り、全産業に吹き荒れる首切り・賃下げの嵐をはね返していく最先端のストライキだ。 動労千葉のストライキにつづこう!
問題は、劣悪な労働条件・低賃金にもかかわらずストライキ方針すら打ち出せない多摩バス労組執行部だ。現場労働者の怒りで打倒しよう。西東京バス労組のみなさん。今度こそストライキで闘おう!

 


image

image  3月6日八王子で、JAM日本機械工業労働組合と合同労組八王子の呼びかけによる、「団結して生き抜こう! 首切り・賃下げ反対! 怒りの3・6春闘集会」が開催され、95名が結集した。集会で合同労組八王子委員長は、「合同労組八王子も権力の弾圧を受けたが、だからどうしたと言うことだ。一歩も引かず、闘う。ストライキで闘おう。現場を握ってい
るのは労働者だ。3・20へ結集しよう」と力強く宣言した。集会後、「09春闘をストライキで闘うぞ!」とシュプレヒコールをあげ、八王子市内を元気よくデモ行進した。

 


image

image

  • 不幸により休みの申出をしたら「前もって言ってくれ」「減点になります」って、それでもお前は人間かッ!?他に言うことあるだろッ!!
  • 出産のために早退を申出たら「早退で減点になります」って、どうなってるの!?いい加減にしろッ!!
  • 羽田空港での待機時間は、実際のところバスの中にいるしかないのにタダっておかしいだろッ!ちゃんと賃金払ってよ~
  • 事務担当職は、ベタで週40時間労働なのに運転士はなんでベタじゃないのだ!!運転労働者だって「時は金なり」「タイム・イズ・マネー」なのだ!
  • 会社は食堂をなくしておいて、私金を持つなってか?飯も食わず、飲み物も飲めず仕事しろというのか?何が電子マネーだ!使えないところばかりじゃないか!
  • こんなに労働者を安く長くコキ使っておきながら、監視カメラとかデジタコとか私金ロッカーとか、一体いくらつぎ込んでるんだ!?賃金を上げろ!!
  • 会社の言いなりにしてる運転士に限っては事故も隠すのか?一方で気に入らないと大攻撃してクビにするくせに?会社の事故の扱いに一貫性はあるのか?この会社の安全マネジメントとは一体なんなのか?
  • 運転士本人に確認もしないで、しかも不利益のある変番を一方的にするんじゃないッ!

2009年3月13日金曜日

かわら版第3号「全く機能していない運行管理」

危険性・違法性があることを知っていながら、
ビクビクしながらやっているんです」(管理職A)

闘う労働組合を甦らせよう!


かわら版第3号ダウンロード