PDFファイルの閲覧・ダウンロード方法

 「かわら版」では、PDFファイルの閲覧・ダウンロード方法を2009年2月10日から変更しました。
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2009年4月19日日曜日

かわら版第4号(Web版)

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西川・黒田執行部の「闘ってます」「激論してます」の実態とは!?

労働組合が会社と「闘ってます」「激論している」といえば聞こえはいいのであるが、ホントに闘っているというのであれば、会社だってなにクソッ!と反撃したり組合を弾圧したりするはずである。しかしながら、この間、会社との間には1ミリの緊張関係もなかったことがすべてを物語っている。それどころか西川・黒田執行部の言う会社あっての労働組合とは、会社に対し奴隷根性丸出しでお願いを請う屈服路線でしかない。一部の執行部の保身を前提としてお願いを請うのみである。
多摩バス執行部は「接遇の評価基準を改善させた」「一発で勝ち取った」とも言う。しかしながら、変更したという内容をよく見れば、確かに、これまで評価の範囲ではなかった100点を超える部分が新たに付け加えられている。だが、これじゃ~運転士にもっと接遇をやれッ!と言っているに等しい。別な言い方をすれば、過剰な評価制度を導入し、労働者間の競争をあおり、分断させる行為である。会社が一発で受け入れるのは、会社にとって都合がいいからであり、その手助けをしたことにほかならない。
この問題は、安全運行に支障がないようにベラベラ余計なことをしゃべらず、基本接遇は自動音声放送にしろッ!である。まして、これを評価すること自体問題である。なぜなら、接遇の内容が高速バスと路線バスでは均衡を欠いており、さらに西バスとの不平等性や事務職員(運転担当も事務担当も単に業務遂行上の役割分担に過ぎないのである)との差別問題が挙げられるからだ。ついでに言うとすれば、評価制度が相対評価であり、全員努力しても全員A評価にはならないのである。仲間を蹴落とす以外評価されないような、こんなろくでもない評価制度はなくせ!!なのである。

「そんなの労働時間とは認められない」会社と同じことを言う西川委員長

執行部の闘いのありようについて、こんな話もある。点呼前に行なっている血圧測定の時間を会社は賃金対象の労働時間から除外していることについて、Nさんが「血圧測定は、一回で測定できないこともあり、3分から5分かかることもある」「この時間は労働時間ではないですか」と石川所長に話をしていた。そのとき、ヒョッと横から登場した西川委員長が「そんなの労働時間とは認められない」と言い放ったのである。これに驚いたNさんは「委員長が、会社と同じことを言っていたら、おかしいではないか」「委員長って、労働者の立場に立って会社とやりあうもんじゃないのか」「会社と一緒になって労働時間じゃないというなんて、冗談じゃ~ないッ!!」と怒りをぶつけたのである。
血圧測定に関して言えば、血圧測定は労働者の任意にゆだねられている行為ではなく、会社の業務命令により行なっている行為であるから、明らかな賃金対象の労働時間である。これも西川委員長のキテレツっぷりを発揮したほんの一事例である。だいたい組合員に不払い労働をやれと言うのか!?ふざけるのもいい加減にしろ、である。

「拘束時間が長くなったり、途中休憩が多くなったりすることはやむを得ません」
――これがダイヤ委員会の実態だ!

先日、多摩バス労組員で構成する、ダイヤ委員会が行なわれた。その席上、庄司執行委員がダイヤ委員会の趣旨を説明した。その概要は「路線バスの運行は、朝と夜の運行本数を増やす必要があるため、拘束時間が長くなったり、途中休憩が多くなったりすることはやむを得ません。現ダイヤはそのような条件で作成したものであり、最善をつくして作ったダイヤです。ですから、ダイヤ委員はそのことを理解し、組合員に説明し説得してほしいのです。それを行なうためにダイヤ委員会を設置したのです」のようであった。
しかしながら、この説明を聞いた組合員は、まるで狐にでもつままれた気分であったようである。なぜなら、参加した組合員は現ダイヤ上生じている中休等によるタイムロス(自分の時間をタダで失っている部分)について議論し、問題を追求し、取り払うなり減少させよう、との思いから参加していたためである。いざ参加してみると「出来ないことを組合員に説明し説得する」会であったことを知らされたのであるから無理もない話である。image
本来ならこの問題は執行委員会として取り組むべき課題であるにもかかわらず、どうせやっても無駄と決め込み、ダイヤ委員会に説明・説得(しかも取り組まないことを)させるとは何事であろうか、あきれ果てる。
労働組合は、現場労働者に依拠し、自主的・献身的に取り組んでこそ、労働者のための闘う労働組合として価値をもつ。一部の執行部が会社に自分たちの存在を売り込めば、自分たちの保身はできるだろう。しかし、多くの組合員を犠牲とすることとなり、その結果、組合員の意識をバラバラにし団結を解体していくのである。
会社のご都合ばかり労働者に押しつけ、自己保身に走る西川・黒田執行部を打倒して、闘う労働組合を取り戻そう!

 

 


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西バス労組は、またしてもストライキをやると言ってやらなかった。しかも「成績査定別昇給導入」という目の前の問題を先送りし妥結してしまったようでもある。こんなことでいいのか!?
問題を見極め、闘わなければ、私たち労働者の暮らしは向上しないばかりか、維持も出来ない。現にこの10年間、私たちの働き方・働かされ方はどのように変わったのか。10年前、西東京バス恩方営業所で働いていた運転士と、現在同営業所で働いている運転士とでは、同じ仕事であっても、どう変わったかを見れば、一目瞭然であろう。

生活できる賃金をよこせ!

ついでに言うと、既存西バス運転士の賃金体系は東京都の「標準生計費」を下回らないよう基本給加算を行っていくことを基本としている。しかし、「標準生計費」とはこの間、減り続けており、これにあわせて運転士の賃金が左右するというのであれば、この「標準生計費」なるシロモノは実に困ったものでしかない。そもそも「標準生計費」なるシロモノを基準として運転士の賃金を考えるのではなく、この社会で私たち労働者が生き抜くためには一体いくら必要なのか、生活できる賃金よこせッという話なのである。ちなみに平成20年4月の世帯人員別標準生計費は世帯人員4人の場合26万4,080円となっているが、多摩バス運転士の賃金は標準生計費すら、遥かに下回っているではないか。

労働者を搾取する資本家どもをぶっ飛ばせ!

ところで、矢萩社長や丸山常務は「標準生計費」を基準として報酬をもらっているのか? AIGやメリルリンチの役員同様ふんだくっているんじゃないのか? 毎日額に汗して働いている労働者には「標準生計費」以下で生活しろとしておきながら、自分たちだけはヌクヌクしているのか! 絶対に許せないッ!! 職場をまわしているのは労働者だ! 団結して資本家どもをぶっ飛ばそう!

 


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「春闘勝利! 要求貫徹!」と工場内をジグザグデモする日機労働者(3月23日/日本機械工場内)

八王子市内のJAM日本機械工業労働組合は、3月23日、36年ぶりの半日ストライキを打ち抜いた。「賃下げ・リストラを許さないぞ!」「勝利まで闘うぞ!」とシュプレヒコールをあげ、150人の組合員全員が闘い抜いた。八王子市職労、合同労組八王子、三多摩労組交流センターも駆けつけた。

 


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  • ダイヤ改「正」で西八~ホーメスト循環は走りっぱなしでトイレもいけない。我慢して運転させることが安全マネジメントの取り組みなのか!?
  • ダイヤ改「正」で京八行き3連続運行は長すぎるだろッ!問題があるからやめたはずなのにまたやってるじゃんか。いますぐやめろ!
  • ダイヤ改「正」で恩方3車庫をなくして1車庫に入庫というが、狭い1車庫にバスを入庫したら、深夜の1車庫折返しでは何回も切り返ししなくてはならない。これじゃ~あまりに危険じゃないか!なにを考えているのか!!
  • バス車内カメラよりバックカメラをつけろ!これだけ起きてるバック事故を減らす気があるのか? これのどこが安全マネジメントなのか?
  • バスのシートはヘタっててお尻は痛いし、運転時間も長すぎて、腰も痛いよぉ~、会社は運転手をいじめるためだけに金を使うんじゃなくて、ほんとに必要なところにまわせ!
  • この低賃金では俺たちの将来は一体どうなるんだろうか、養育費も増えてるし、お先真っ暗だ・・・
  • 相手が突っ込んできた事故なのに防衛運転しろとはどうゆうこと?本社の運転担当が手本を見せておくれ~、防衛運転ってなんなの?
  • ダイヤ改「正」、勤務から勤務までの時間が少なすぎるだろ! ろくに寝ないで安全運行ができるか! 遅番始まりギュウギュウ追番はなくすんじゃないのか? 良い並びにしてやっただと? ふざけるな!
  • 事務担当員(ベタ)と運転担当員(スカスカ)はなんでこうも違うのか、仕事のリスクも内容も運転手のほうがあるじゃないか・・・この扱いはあまりにもおかしいだろ。どうなってんだ!
  • 整備工場労働者は悲惨だよ・・・大体、俺たちをこれだけ安くコキ使っているということは、バスの整備をそれだけ安く済ませていることと一緒なんだ。
  • 11月の高速事故の件、ようやく終息したようだけど、事故当該運転士いわく「本社事故担当がおかしいから7対3で加害になった」そうである。一体、その真相とは・・・!?

2009年4月13日月曜日

かわら版第4号 労働者を分断する「評価制度」をなくせ!

春闘方針一切なし! それでも「勝った!」とは
会社の都合のいい「評価基準の改善」など話にならない

労働者を分断する「評価制度」をなくせ!


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