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2009年6月23日火曜日

かわら版第7号(Web版)

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2009年6月7日、急遽行われた代議員大会の席上、余剰金の分配についてこんな発言があった。「俺たちは組合余剰金の今後の使途についての要求書なんか出してない」「おかしいじゃないか、そもそも組合費がいくらあるとか、余剰金がいくらだとか、知っているのは執行部くらいではないか、俺たちは知らないんだよ。どうして代議員からこんな要求が出るのか?」と。議案書には余剰金の詳細について組合員・代議員に説明がなかったばかりか、2009年度の一般会計予算の余剰金とは具体的にはどの部分の余剰部分にあたるのか、いまだにその一切が示されていない。
しかしながら、西川・黒田執行部は、参加した代議員に向け具体的資料を示し説明することなく、出席した33人の代議員に採決を強行し、一般会計の9割にあたる1400万円を分配すると言う。しかも、参加していない多くの組合員にはお構いなしに、である。今回、恩方市民センターの一室を使用し、施設利用時間を限定し、あえて15時から17時までの2時間という時間制限を設けたのも意図してのことなのか。いずれにしてもこのような決め方は不当と思えてならない。

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2009年6月6日付の「かわら版、第6号」ですでに述べたが、「労働組合における組合費というのは、個人が郵便局や、銀行や、はたまたタンスの奥にひっそりと溜め込む貯金やヘソクリとは、まったく性格を異にする」のであり、「組合費というのは労働組合を結成し、そこに参加する労働者の思いを実現するために、一歩一歩、その方法が稚拙であろうとヘタであろうと歩みを進めるための資金であ」り、共通の目的実現のための資金である。「ここのところをよく考えないかぎり、今回の議題に関する、よりよき対応はできない。代議員諸君は組合員に対する責任をきちっと認識しつつ対応する覚悟はあるのか!!そこが大きな問題」なのである。
したがって、2009年6月7日に行われた代議員大会に参加した労働者諸君に尋ねたい、何を基準とし判断したのか、と。

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西川・黒田は代議員大会の席上「組合統合に向け全力を尽くす」などとも発言したようである。これまた、オイオイ、である。「組合統合」などいったいどこから出てきたのだ!どの組合とどの組合の統合なのだ?! 執行委員会で既に議論していることなのか?! 「統合」の目的はなんだ?! 組合員にとってなぜ「統合」が必要なのか?! 組合員にとって「統合」してどういうメリットがあるのか?!「議案書」にもないこんな重大問題を軽薄に発言し、しかも何の説明もなしで「全力をつくす」とは――組合は、西川・黒田の私物ではないぞ!!
そもそも「組合統合」の主導とは一体誰なのか。多摩バス労組か?!、それとも西川・黒田か?!――違う。「組合統合」の主導は、西東京バス労組幹部ではないのか?! とすれば西東京バス労組幹部は「組合統合」することにより何を思い描いているのか?! 検討すべき具体的資料や材料もない多摩バス労働者=組合員は、「組合統合」をどのように思い描いているのか、である。両者の思いは一致しているのか、否か。この肝心なことについて、西川・黒田執行部は知っているのか、知らないのか、わからない。

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西東京バス株式会社は、次々と新たな労働者を雇い入れている。同じく西東京バス労組には労働者が次々と組合員として加盟している。問題は、新たに採用されている労働者の労働条件であり、既存西バス労組組合員との階層化された差別的な労働諸条件についてである。俺たち・私たちの目の前に立ち現れた問題には、どこからやってきたのかという原因があるのであり、この原因を自覚的に考えれば、今回の「組合統合」は誰の狙いなのか、その思惑が何なのか、見えてくる。
西バス労組には、会社のやり口同様、奇妙な異なる労働条件が存在する、しかも、西バス労組や西バス労組幹部はこれを受け入れている。だから西バス労組幹部は「統合」の際、多摩バス労働者だって差別的な方へはめようとしているし、西川・黒田執行部は自らそこにはまろうとしている。俺たち、私たちにとっての切実な問題とは何か。その階層化し差別化していることが問題ではないのか。これまで労働条件その他待遇向上の目指すべき目標と言えば、西東京バス労組(既存の)の労働条件ではないのか。

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だとすれば自主的・自覚的に自らの問題を取り組まずして、「うまくやろう」とか「どうにかなるさぁ~」というのは、ろくなものじゃない。またそれが一方の側の意図するところでもあるのだが―――しかも、である。「組合統合」に関し、検討すべき具体的材料や資料すらないとしたらなおのこと、いまある目的財産である資金を備えておくことは、自然なことであろう。
多摩バス労組という独立した労働組合が破壊され、消滅すれば、当然のことながら労働組合の団体交渉権・争議権を失う。誤解しないでほしい、労働組合があれば問題がなくなるなんて言おうとしているのではない。闘わない労働組合では何の役にも立たないばかりか、組合員の要求を押さえ込み会社の意向を押しつける機関になってしまう。西川・黒田執行部がいかに会社の言いなりになっているとはいえ、多摩バス労組と組合員が存在している限り、闘わない執行部を打倒して闘う労働組合を甦らせることは可能なのだ!
多摩バス労組を消滅させるということは、困窮する労働者=組合員の不満や欲求を具体的に実現するための手段なんぞは切って殺ぎ落としてやろうという悪辣なやり口そのものではないか。問題は、自らが考え、自らが行動する、すなわち差別や不利益を受けている労働者集団が、自らの問題に自ら直接的にアプローチする術を失う、ということなのである。

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俺たちは・私たちは懸命に考えよう。これから多摩バス労働者の働き方・働かされ方はどう変わろうとしているのか、会社は俺たち・私たちをどんなふうに働かせたがっているのか。俺たち・私たちはどんなふうに働きたいのか。
組合統合や組合費分配を目論むろくでもない輩(労働貴族)どもよ! 労働者にとってほんのわずかであれ自己の利益を擁護する術さえ奪い、破壊し、階層化した働き方・働かされ方を会社と結託し産み出し、さらに波状的に拡大するのか。




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「国鉄1047名解雇撤回!労働者派遣法撤廃!改憲阻止!麻生内閣打倒!」を掲げて全国労働者総決起集会が6月14日、代々木公園で開かれた。全国から2100人の労働者・農民・学生が集まり渋谷の街を揺るがす大デモを打ち抜いた。
動労千葉の田中康宏委員長が基調報告に立ち、「労働組合にこそ社会を動かす力がある。闘う労働組合を甦らせよう」と訴えた。
さらに「クライスラーが破綻し、GMが破綻し、資本主義体制は崩れ去ろうとしています。全世界の労働者が人間として生きられなくなっています。求められているのはこの社会の根本的変革です。労働者自身にこの社会を変える力があることを、どれだけ広く訴えて組織できるかが勝負です。
道州制攻撃の中で、国鉄方式ですべての公務員労働者をいったん解雇し、その恐怖で労働組合をがたがたにしていく攻撃が始まろうとしている。これは戦争への道です。この重大な時になぜ資本の攻撃に屈服するのか! 民営化された郵政を見て下さい。闘えば勝利できる展望が開かれています。百戦錬磨の1047名闘争団が先頭に立って全国の仲間に団結を呼びかけたら5万人、10万の団結ができる時代が来ています。1929年の大恐慌は第2次世界大戦に突入するところまで行きました。これが資本主義です。戦争を阻止できるのも、戦争への道を進めるのも労働組合です。逆に言えば労働組合には社会を動かす力があるのです。
いま全世界で、支配階級と労働者・学生・市民とが、力と力で衝突しています。これが時代の基調です。真に歴史選択が問われる時代が来ています。労働者の力を信じ労働組合を甦らせよう。」と訴えた。

2009年6月22日月曜日

かわら版第6号(Web版)

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(1) 来る6月7日に急遽、多摩バス労働組合の臨時代議員大会が開催されるという。この一部代議員が作成した臨時代議員大会の開催に関する「要求書」を見ると、議題は組合余剰金の今後の使途についてということだ。
これについて、重大な疑問と懸念を感じる。
(2) “組合余剰金の使途について”とはいうけれど、臨時大会開催要求を受けこの要望を是とする立場から、もっと端的な言い方をすれば得たりや応とばかりに多摩バス労働組合執行部が添付した“資料『組合費余剰金分配概算』”から推測すると、「闘争準備金」の取り崩し、大雑把に言えばゼロにすることが、この臨時代議員大会の狙いであることは容易に見てとれる。
(3) 労働組合における組合費というのは、個人が郵便局や、銀行や、はたまたタンスの奥にひっそりと溜め込む貯金やヘソクリとは、まったく性格を異にする。これをヘソクリと同じ感覚で取崩すなんて処理をしたら、とんでもないことになる。
こんなことは初歩の初歩であり、いまさら言うまでもないことではあるけれど、組合費というのは労働組合を結成し、そこに参加する労働者の思いを実現するために、一歩一歩、その方法が稚拙であろうとヘタであろうと歩みを進めるための資金である。
そう、目的(しかも共通の)実現のための資金である。ここのところをよく考えないかぎり、今回の議題に関する、よりよき対応はできない。代議員諸君は組合員に対する責任をきちっと認識しつつ対応する覚悟はあるのか!!そこが大きな問題だ!!

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(4) 労働組合の目的なんて言うと、なにやら面倒な話と思われるかも知れないけど、そんな大袈裟なもんじゃ~ない。いま、俺たち、私たち、ここ多摩バスで働いている労働者にとり切実な問題は何か、これを明らかにし、自覚することでおのずと見えてくる。

  • 西東京バス100%出資の多摩バス労働者と西東京バス既存労働者との労働条件の格差・差別問題。賃金、退職金、特別休暇、諸手当、深夜勤務明け休み、所定労働時間の定め等々おおいに異なっている(100%出資ということは西東京バスと多摩バスは同一であるにもかかわらず)
  • 不払い労働、長時間労働問題
  • 事故の差別取扱いに関する問題
  • 評価制度の恣意的運用問題
  • 西東京バス(株)から出された服務規程の問題
  • 不当な懲戒処分に関する問題


ちょっと見渡せば、こんなにも問題があるじゃないか。闘争資金がふんだんにあれば、これらの問題があっという間に解決するなんて言おうとしているのじゃない。おカネをたんまりと労働者や労働組合員から吸い上げているにもかかわらず、労働者のためにこれっぽっちの力をも発揮しようとせず、パートとか派遣とかあるいは正規とは名ばかりの格差社会のどん底で、明日の女房や子どもたちの暮らしさえ予測しえず、あえぎ続けている労働者を産み出してきた、そしていまも産み出している、そんな労働組合や労働組合幹部どもを僕たちは、私たちはさんざん目にしてきたのだから。だから、カネさえあれば、闘えるなんて言っちゃえば、嘘も極まれり、である。
だがね、俺っちのような、ちっぽけな組合で闘争準備金を取崩しちゃったら、自分たちの直面する問題さえ見えなくなってしまうのは明らかだ。ひたすら地獄への道ってなわけだ。

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(5) 組合費や闘争準備金は労働組合の目的を実現するための資金だと言った。再度、言う。労働組合の目的と言えば、抽象的で面倒なもんだと思いがちだが、実は簡単なことだ。
いま、俺たち、私たちがここ多摩バスで直面している切実な問題は何だ!!
会社はどんなふうに働かせたがっているんだ!! 俺たちは、どんなふうに働きたいんだ!!これが見えれば、目的はおのずと姿を現すのだ。
(6) 「当執行部は、青梅・恩方代議員提案を重く受けとめ・・・」と言う。
どう「重く受けとめ・・・」たかについては言及せずにだ。しかもだ、名前をスミ塗りにしたことはともかく、何人の代議員が提案したのかを示さずにだ!!
組合員には、代議員のうち何人ほどがどんな論議をしたかという論議の中味がこれっぽっちも聞こえてこないし、執行委員会でこれを受け、どんな論議をしたかも聞こえてこない。
これじゃ~、組合員にとっては何の資料も与えられないのと同然だ。
いま、俺たち、私たちは、会社のどんな問題について話し合っているのか、俺たちの労働条件がこれからどう変わろうとしているのか、種々の問題につき説明することなしに最低限の決して豊かではない闘争資金の取り崩しが行われようとしている。
これは、誰が何を狙ってのことだ!!
(7) このへんのところを組合員各自が自覚的に検討すれば、おのずと今回の臨時代議員大会が、どんな意図から開催されようとしているのか見えてくるはずである。
(8) この職場では、代議員大会が組合大会と同じように見なされている。しかしこれは、全組合員が同じ時間帯に一同に会することができない職場状況から工夫された苦肉の策に過ぎない。組合員の総意を表現する場として、これを逆手にとって、組合員の総意とは別の方向へ進めようというやり口は悪意に満ちている。
(9) ついでながら―――組合費や闘争準備金は組合の財産であり、この処分は、全組合員の2/3以上の賛意と議決を必要とする大問題ではあると思うのだが、これを無視するつもりかね。多摩バス労働組合は、小さくいまだ未熟で解決能力も劣っているのは事実である。しかし、たかだか全組合員の1/5でしかない代議員の賛否でもってこの組合をも破壊しようというのかね。

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(10) 莫大な資金・基金という備えがあるにもかかわらず、多くの労働者を多様な働き方などというまやかしのもとに、パート、派遣、あるいは正規社員とは名ばかりの下請け労働者を大量に産み出し、この社会のどん底に放り込んだ労働組合や労働組合幹部どもを俺たちは、私たちは、いやというほど見て来た。
その意味では、確かに備えがあっても自らの労働条件が、ちょっぴりでも明日の暮らしを、生活を、創り出すことができる程度のものを獲得できるとは限らない。しかし、だからといって備えがなくてもよいとは言えない。備えなかりせば、いま、俺たち、私たち、働かなければ生きることさえままならぬ労働者にとって、何が必要なのか、何をしなければならないのか、それを見る目や視点さえ失うだろう。
すべては景気回復を待ち望むだけで日々過ごし、ありえない景気回復のおこぼれを乞うだけの存在になるだろう。
景気回復とは何か。新聞やテレビを見るがいい。所詮は、株価や企業の収益率で語られているのであり、働くしか生きる術のない労働者の明日の姿がどうなるのかといった視点から語られているのではないということを、俺たちはしっかと見据えておかなければならない。
(11) 繰り返し言う。
今回の問題は、総組合員の2/3以上の賛意と、2/3以上の議決でもって決しなければならぬほどの重要な問題である。にもかかわらず、代議員の極く一部の、おそらくスミで塗られているけどわずか4名ほどの代議員提案に執行部は乗り、いや結託し、組合員総員の1/5でしかない代議員大会で、かくも重要な問題を決しようとしている。これを放置するのか!!
過日の執行委員解任問題もそうだった。総組合員の1/2以上の賛意と議決に基づいて決すべきものを代議員総会でやってのけた。このやり口をまた繰り返すか。これを見逃すか。




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2009年6月21日日曜日

かわら版第7号 臨時代議員大会の暴挙を弾劾する

組合財政を取り崩し、闘う姿勢さえ投げ捨てる
西川・黒田執行部を打倒しよう!


かわら版第7号ダウンロード

2009年6月19日金曜日

かわら版第6号 臨時代議員大会に際しもの申す

職場は問題山積みなのに「闘争準備金」を取り崩すとは、
会社の言いなりになるということだ


かわら版第6号ダウンロード

2009年5月18日月曜日

かわら版第5号(Web版)

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image  京王=多摩バスでは、西東京バスとの合算でみると2007年には294件(2006年には339件)の事故が起きています。そのうち有責事故は173件であり、会社が言うには、このうち防げる事故が68件あると言っています(『季刊に
しとうきょう2008.10』)。
会社の言う防げる事故とは、車庫内後退事故と静止物との接触の事故のようです。一方、68件をのぞく105件の有責事故において会社は、どのように評価しているのでしょうか? もしかしたら防ぎようのなかった事故という評価をしているのかもしれません。しかしながら、会社は何を基準として防げる事故とか防げない事故との判断をしているのでしょうか。明瞭な客観的判断基準でもあるのでしょうか? 事故が起きると会社は言います、「防衛運転しろ」とか「だろう運転をするな」とか「かも知れない運転をしろ」と。しかしながら、中でも「防衛運転」とは具体的には一体どのような運転を指すのでしょうか―――?




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もちろん事故というのは場所や時間帯や状況によって様々なケースの事故が起きるわけですが、京王=多摩バスでもよくある事故のケースとして急な飛び出しによる事故があります。この場合、多くは「『防衛運転』ができていない」として会社は掲示文書等で運転士を責め立てます。事故を避けるための交通法規の遵守や注意を忠実に行っていても、事故は起きているのが実態です。
会社は、この「防衛運転」の概念について明確な説明をすることなく、「防衛運転をしろ」というのが「指導」や「教育」だと思っているようです。そして事故が起きたときには、「運転士の責任」と非難します。しかし、運転士個人の資質の問題にすることが、事故の再発防止につながっているのでしょうか?
大事なのは再発を回避するための原因の解明です。
事故を起こすと運転士は会社所定の「事故防止対策及び教育実施報告書」に記載しますが、「今後事故をなくすにはどうするか」の欄に、「防衛運転に努めます」とか「初心に戻って運転します」とか「だろう運転はしません」と書くよう事故担当者に促されます。そうすると、事故担当者は「指導項目・内容、教育指導者意見」の欄に「『かもしれない運転』を実施してください」などと書いています。
いやはや、これで事故原因の解明になるのでしょうか?ほんとうに事故の再発が回避できるのでしょうか?
また会社は、事故の問題を運転士個人の責任へと転化します。すなわち、懲戒処分をし、評価に影響させ、手当てを支払わず、将来の昇給にまでも影響を与える。一体どうなっているのか!
これじゃ~、運転士が事故を起こせば、会社は労働者(運転士)をどんどん安く働かせることができるわけで、よって会社は儲かる! 実際そんな制度を作っている。ぶっちゃけ会社にとっては、現状の諸規則は、事故サマサマじゃないですか~!!

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おぼえていますか?会社は「防衛運転」ができないからと
いって、今後も事故を起こす可能性・危険性があるなどといって、証拠もないのに、可能性や危険性といったあやふやな理由でNくんを解雇しました。今もNくんは闘っています!会
社は、「今更説明する必要はない」などと言い、「防衛運転」の意味すらきちんと示していません。それでいながら「防衛運転しろ」なんて! そんなのあるかッ!? 絶対におかしいッ! こんな、理由にもならない「理由」で解雇されてたまるか! みなさんの裁判傍聴をお願いします。

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恩方第3車庫の廃止により、2車庫で待機する車両が増加しています。乗り継ぎや休憩後の出庫の際、自分が出庫するために前方に停まっているバスを動かす時間はもともと労働時間です。しかしながら、会社はこの時間を自己申告にかからしめ、あらかじめ労働時間に算入していません。
この問題は、何がおかしいのか? スターフどおりに仕事を進めると、出庫に遅れてしまうということになりかねないということです。仮にスターフどおり(時間に余裕がない)、営業所からタクシーに乗り、第2車庫に着いて、自分の担当するバス車両の前に2台バスが停まっていれば、バスを移動させて出庫することになりますから、スターフの出庫時間を過ぎてしまいます。

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会社は「路線バスは時刻表どおりに運行」とか「沿線住民による信頼・期待に応えるべく組織を挙げて最大限の努力をすべき」「安全運輸マネジメント」とか言っています。しかしながら、この実態を見れば、会社は路線バスの安全や時刻表どおりの運行など、もはや放棄しているのではないでしょうか。賃金対象の労働時間を極限まで減らしつつ、運転士の賃金を値切り、安価にコキ使ってやろうという、京王=多摩バスのセコイ意図がここからも明らかです。
この問題について、本来、運行を管理する立場にいるはずの運行管理者Aは、「私も休憩中も仕事をしてますがタダ働きですよ」「運行が遅れるのは困る」などと言っています。
とどのつまりが、「早めに仕事を開始してバスをどかせ」ということです。まさに、名ばかり運行管理です。これでは会社の言う「路線バスは時刻表どおりに運行」とか「沿線住民による信頼・期待に応えるべく組織を挙げて最大限の努力をすべき」とは、嘘八百と言われても仕方がありません。




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    ● 本社だけではなく、運転士にもゴールデンウィークをよこせ!盆暮れもないだろ!
    ● 遅刻は運転士だけの問題なのか!働かせ方にも問題があるじゃないか!
    ● 西川・黒田のボーリングは組合活動なの!?おかしい!
    ● 高尾北口の車両混雑、バスの過剰乗り入れはあまりにも危険、なのに会社はほったらかし、なぜ何もしないのか、安全を無視してるの?
    ● 一日、8時間分の賃金は払え!補償しろ!一体何だと思っているのか!
    ● 賃金が安すぎるよ、もっと上げろよ!西バスとの格差をなくせ!
    ● バス運転士をサポートするのが事務担当員の役割でしょう? 管理するとか言ってるけど運転士はモノじゃないだろ!
    ● 本社勤務や事務担当員には退職金があるのに運転士にはナイなんておかしいよ!
    ● 事務担当員が運転士よりも賃金が高いのはおかしいよ!だって運転士の方がはるかに勤務時間が長いのに!
    ● 「魚は頭から腐る」って聞いたけど面白い、でも、どうして?
    ● 子供がなりたい仕事の10位がバスの運転士だって!?ここは別だよ・・・



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今日の世界大恐慌は、民営化・規制緩和-労組破壊の新自由主義で一切の犠牲を労働者に強制してきた帝国主義・資本主義そのものの総破産だ。麻生政権は大失業と貧困、格差を強制し、今やむき出しの保護主義と新たな侵略戦争・世界戦争へ急速に突き進みはじめている。しかし資本家どもには、この破産した新自由主義以外に何の方策もないのだ。
4月5日の北朝鮮「ロケット」発射以降、「日本の核武装」や「国連脱退」「敵基地攻撃能力の保有」など、改憲と戦争突入へのすさまじい反動的衝動が自民党内から噴出してきている。ソマリア沖への自衛隊派兵強行から「海賊対処法」という名の派兵恒久法の審議が進められている。民主党も社民党も共産党も「北朝鮮非難決議」で全会一致で賛成。連合中央は「北朝鮮のミサイル発射に断固抗議する」という「談話」を発表し、まさに政労使合意で北朝鮮侵略戦争に「労働組合」の名で率先協力しようというのだ。
3月23日、御手洗(日本経団連会長)高木(連合会長)麻生(首相)の三者で合意した「政労使合意」の狙いは、ストライキを絶対やらせないという点にある。現場労働者の怒りが堰を切ってあふれ出る前に、それを阻む防波堤を必死に築こうというのだ。高木ら連合の労働貴族どもは、その先兵役を買って出ている。この政労使合意を怒りを込めて粉砕しよう!
1987年の国鉄分割・民営化をとおして20万人の国鉄労働者がクビを切られ、総評は解体され連合が発足した。ここから労働組合幹部の急速な右旋回が始まった。その行き着いた先が尼崎事故であり、安全の崩壊だ。今こそ、戦争・改憲と民営化、労組破壊と対決する、闘う労働運動を甦らせよう!

image 政労使合意で資本に手を貸す連合・高木ら(3/23)

2009年5月12日火曜日

かわら版第5号 「防げるはずの事故」ってなに?

「防げるはずの事故」ってなに?
事故の度に「防衛運転しろ!」「だろう運転っするな!」

-運転士個人の責任にされてたまるか!


かわら版第5号ダウンロード

2009年4月19日日曜日

かわら版第4号(Web版)

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西川・黒田執行部の「闘ってます」「激論してます」の実態とは!?

労働組合が会社と「闘ってます」「激論している」といえば聞こえはいいのであるが、ホントに闘っているというのであれば、会社だってなにクソッ!と反撃したり組合を弾圧したりするはずである。しかしながら、この間、会社との間には1ミリの緊張関係もなかったことがすべてを物語っている。それどころか西川・黒田執行部の言う会社あっての労働組合とは、会社に対し奴隷根性丸出しでお願いを請う屈服路線でしかない。一部の執行部の保身を前提としてお願いを請うのみである。
多摩バス執行部は「接遇の評価基準を改善させた」「一発で勝ち取った」とも言う。しかしながら、変更したという内容をよく見れば、確かに、これまで評価の範囲ではなかった100点を超える部分が新たに付け加えられている。だが、これじゃ~運転士にもっと接遇をやれッ!と言っているに等しい。別な言い方をすれば、過剰な評価制度を導入し、労働者間の競争をあおり、分断させる行為である。会社が一発で受け入れるのは、会社にとって都合がいいからであり、その手助けをしたことにほかならない。
この問題は、安全運行に支障がないようにベラベラ余計なことをしゃべらず、基本接遇は自動音声放送にしろッ!である。まして、これを評価すること自体問題である。なぜなら、接遇の内容が高速バスと路線バスでは均衡を欠いており、さらに西バスとの不平等性や事務職員(運転担当も事務担当も単に業務遂行上の役割分担に過ぎないのである)との差別問題が挙げられるからだ。ついでに言うとすれば、評価制度が相対評価であり、全員努力しても全員A評価にはならないのである。仲間を蹴落とす以外評価されないような、こんなろくでもない評価制度はなくせ!!なのである。

「そんなの労働時間とは認められない」会社と同じことを言う西川委員長

執行部の闘いのありようについて、こんな話もある。点呼前に行なっている血圧測定の時間を会社は賃金対象の労働時間から除外していることについて、Nさんが「血圧測定は、一回で測定できないこともあり、3分から5分かかることもある」「この時間は労働時間ではないですか」と石川所長に話をしていた。そのとき、ヒョッと横から登場した西川委員長が「そんなの労働時間とは認められない」と言い放ったのである。これに驚いたNさんは「委員長が、会社と同じことを言っていたら、おかしいではないか」「委員長って、労働者の立場に立って会社とやりあうもんじゃないのか」「会社と一緒になって労働時間じゃないというなんて、冗談じゃ~ないッ!!」と怒りをぶつけたのである。
血圧測定に関して言えば、血圧測定は労働者の任意にゆだねられている行為ではなく、会社の業務命令により行なっている行為であるから、明らかな賃金対象の労働時間である。これも西川委員長のキテレツっぷりを発揮したほんの一事例である。だいたい組合員に不払い労働をやれと言うのか!?ふざけるのもいい加減にしろ、である。

「拘束時間が長くなったり、途中休憩が多くなったりすることはやむを得ません」
――これがダイヤ委員会の実態だ!

先日、多摩バス労組員で構成する、ダイヤ委員会が行なわれた。その席上、庄司執行委員がダイヤ委員会の趣旨を説明した。その概要は「路線バスの運行は、朝と夜の運行本数を増やす必要があるため、拘束時間が長くなったり、途中休憩が多くなったりすることはやむを得ません。現ダイヤはそのような条件で作成したものであり、最善をつくして作ったダイヤです。ですから、ダイヤ委員はそのことを理解し、組合員に説明し説得してほしいのです。それを行なうためにダイヤ委員会を設置したのです」のようであった。
しかしながら、この説明を聞いた組合員は、まるで狐にでもつままれた気分であったようである。なぜなら、参加した組合員は現ダイヤ上生じている中休等によるタイムロス(自分の時間をタダで失っている部分)について議論し、問題を追求し、取り払うなり減少させよう、との思いから参加していたためである。いざ参加してみると「出来ないことを組合員に説明し説得する」会であったことを知らされたのであるから無理もない話である。image
本来ならこの問題は執行委員会として取り組むべき課題であるにもかかわらず、どうせやっても無駄と決め込み、ダイヤ委員会に説明・説得(しかも取り組まないことを)させるとは何事であろうか、あきれ果てる。
労働組合は、現場労働者に依拠し、自主的・献身的に取り組んでこそ、労働者のための闘う労働組合として価値をもつ。一部の執行部が会社に自分たちの存在を売り込めば、自分たちの保身はできるだろう。しかし、多くの組合員を犠牲とすることとなり、その結果、組合員の意識をバラバラにし団結を解体していくのである。
会社のご都合ばかり労働者に押しつけ、自己保身に走る西川・黒田執行部を打倒して、闘う労働組合を取り戻そう!

 

 


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西バス労組は、またしてもストライキをやると言ってやらなかった。しかも「成績査定別昇給導入」という目の前の問題を先送りし妥結してしまったようでもある。こんなことでいいのか!?
問題を見極め、闘わなければ、私たち労働者の暮らしは向上しないばかりか、維持も出来ない。現にこの10年間、私たちの働き方・働かされ方はどのように変わったのか。10年前、西東京バス恩方営業所で働いていた運転士と、現在同営業所で働いている運転士とでは、同じ仕事であっても、どう変わったかを見れば、一目瞭然であろう。

生活できる賃金をよこせ!

ついでに言うと、既存西バス運転士の賃金体系は東京都の「標準生計費」を下回らないよう基本給加算を行っていくことを基本としている。しかし、「標準生計費」とはこの間、減り続けており、これにあわせて運転士の賃金が左右するというのであれば、この「標準生計費」なるシロモノは実に困ったものでしかない。そもそも「標準生計費」なるシロモノを基準として運転士の賃金を考えるのではなく、この社会で私たち労働者が生き抜くためには一体いくら必要なのか、生活できる賃金よこせッという話なのである。ちなみに平成20年4月の世帯人員別標準生計費は世帯人員4人の場合26万4,080円となっているが、多摩バス運転士の賃金は標準生計費すら、遥かに下回っているではないか。

労働者を搾取する資本家どもをぶっ飛ばせ!

ところで、矢萩社長や丸山常務は「標準生計費」を基準として報酬をもらっているのか? AIGやメリルリンチの役員同様ふんだくっているんじゃないのか? 毎日額に汗して働いている労働者には「標準生計費」以下で生活しろとしておきながら、自分たちだけはヌクヌクしているのか! 絶対に許せないッ!! 職場をまわしているのは労働者だ! 団結して資本家どもをぶっ飛ばそう!

 


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「春闘勝利! 要求貫徹!」と工場内をジグザグデモする日機労働者(3月23日/日本機械工場内)

八王子市内のJAM日本機械工業労働組合は、3月23日、36年ぶりの半日ストライキを打ち抜いた。「賃下げ・リストラを許さないぞ!」「勝利まで闘うぞ!」とシュプレヒコールをあげ、150人の組合員全員が闘い抜いた。八王子市職労、合同労組八王子、三多摩労組交流センターも駆けつけた。

 


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  • ダイヤ改「正」で西八~ホーメスト循環は走りっぱなしでトイレもいけない。我慢して運転させることが安全マネジメントの取り組みなのか!?
  • ダイヤ改「正」で京八行き3連続運行は長すぎるだろッ!問題があるからやめたはずなのにまたやってるじゃんか。いますぐやめろ!
  • ダイヤ改「正」で恩方3車庫をなくして1車庫に入庫というが、狭い1車庫にバスを入庫したら、深夜の1車庫折返しでは何回も切り返ししなくてはならない。これじゃ~あまりに危険じゃないか!なにを考えているのか!!
  • バス車内カメラよりバックカメラをつけろ!これだけ起きてるバック事故を減らす気があるのか? これのどこが安全マネジメントなのか?
  • バスのシートはヘタっててお尻は痛いし、運転時間も長すぎて、腰も痛いよぉ~、会社は運転手をいじめるためだけに金を使うんじゃなくて、ほんとに必要なところにまわせ!
  • この低賃金では俺たちの将来は一体どうなるんだろうか、養育費も増えてるし、お先真っ暗だ・・・
  • 相手が突っ込んできた事故なのに防衛運転しろとはどうゆうこと?本社の運転担当が手本を見せておくれ~、防衛運転ってなんなの?
  • ダイヤ改「正」、勤務から勤務までの時間が少なすぎるだろ! ろくに寝ないで安全運行ができるか! 遅番始まりギュウギュウ追番はなくすんじゃないのか? 良い並びにしてやっただと? ふざけるな!
  • 事務担当員(ベタ)と運転担当員(スカスカ)はなんでこうも違うのか、仕事のリスクも内容も運転手のほうがあるじゃないか・・・この扱いはあまりにもおかしいだろ。どうなってんだ!
  • 整備工場労働者は悲惨だよ・・・大体、俺たちをこれだけ安くコキ使っているということは、バスの整備をそれだけ安く済ませていることと一緒なんだ。
  • 11月の高速事故の件、ようやく終息したようだけど、事故当該運転士いわく「本社事故担当がおかしいから7対3で加害になった」そうである。一体、その真相とは・・・!?

2009年4月13日月曜日

かわら版第4号 労働者を分断する「評価制度」をなくせ!

春闘方針一切なし! それでも「勝った!」とは
会社の都合のいい「評価基準の改善」など話にならない

労働者を分断する「評価制度」をなくせ!


かわら版第4号ダウンロード

2009年3月18日水曜日

かわら版第3号(Web版)

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image  先日、ひと月あたりの所定外労働100時間超過者を対象に産業医による診断が行なわれた。そもそも多摩バス運転士はそれだけ働かないと生きていけないほど安くコキ使われているということだ。京王=多摩バスでは、本来、危険性・違法性のある働き方について、指摘し改善、あるいは抑止力となるはずの運行管理者がまったく機能していない。なぜなら、運行管理者もまた会社に管理されており、危険性・違法性のある働かせ方であることを重々知っていながら黙認しているからである。これでは安全どころではなく危険性の高い事故は増えるばかりである。
実際「私どもは、危険性・違法性があることを知っていながら、ビクビクしながらやってるんです(管理者A)」と。許しがたいのは、問題が生じた場合、会社や(名ばかり)運行管理者は何らかの責任を取らざるを得ないこと自ら理解しており、意図的に行っていることである。
高速道路運行中料金所に突っ込み多数怪我人を出した大事故は結果的に会社は3,300万円以上の損害となった。しかしながら、多摩バスで起きている多数の事故は労働者のことなどお構いなしの危険性・違法性のある働き方・働かせ方と知りつつ行なった結果生じたものであり、おきるべくして事故がおきているのだ。
ところで、昨年11月の高速道路運行中進路変更による事故も起きているが、何故かこの事故に関しては、会社もよほど困った事故なのか詳細を明らかにしていない。
これでは京王=多摩バスの推進するコンプライアンスとは一体何なのか?また安全運輸マネジメントとは一体何に取り組んでいるのか? と言いたくもなる。安全なんてクソッ喰らえ、人の命など何とも思わない、儲けるためなら何でもアリの取り組みなのか。

image  ダイヤ編成上(業務遂行上)否応なく発生するタイムロスを「労働からの解放が保障された時間=自由な時間」、すなわち休憩時間、タダの時間へとすりかえる都合のいい道具となっているのが申告制度である。あらかじめ予測可能な労働さえも自己申告にかからしめ、休憩時間の原則を踏みにじっているのだ。まさに申告制度を悪用した偽装休憩である。
そもそも人を陽も昇らない朝っぱらから呼んでおきながら何時間もタダで待っていろとはなにごとかッ!!
働くということは時間を失うことであり、どのように失っているのか、失ったことによって労働者の暮らしがどう変わったのか―――という視点に立ち、運転士の労働時間の構成のあり方を問う必要があるのだ。拘束時間・労働時間・休憩時間の関係を追及し、明らかにしていくことが、私たちバス労働者の切実な課題である。

image しかしながら、一方の労働組合が取り組むべきはずのこれらの問題に、執行部が取り組もうとしないのはなぜなのか? 回答日すら記載していない要求書を組合掲示板に掲示することで、あたかも課題に取り組んでいるかのように見せかけているが、実のところ西川・黒田執行部は要求の実現を放棄しているのだ。労働者を見下し、やっても無駄と決め込み、やってるフリじゃえ~ッといったこの執行部の醜態は何を意味しているのか―――私たちは考えよう、会社にとってではなく、労働者にとっての、労働組合とはどのような存在であるべきか、を。

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100年に1度といわれる大恐慌で、倒産・減産、首切り・賃下げの嵐が襲いかかっている。もはや、資本主義の命脈は尽きた。どんな経済対策を講じようとも、1929年を超える大恐慌は、大企業・大銀行を破産させ、大失業を生み出し、国家財政は天文学的な赤字にあえいでいる。今こそ、闘う労働組合を甦らせ、労働者階級が歴史の最前線に躍り出るときだ。09春闘をストライキで闘おう!
1月15日に日本経団連と連合の連名で発表された「雇用安定・創出に向けた労使共同宣言」は、「雇用調整助成金の要件緩和」や失業者対策などを政府に「早急に実施すべき」と言っている。これらはすべてクビ切り・賃下げを当たり前とした上で「労使の努力」で乗り越えようと言うのだ。日本経団連は連合や全労連を抱き込んで、クビ切りも賃下げも容赦なくやると宣言しているのだ。
ふざけるな! さんざん労働者のクビを切ってきた資本家を救済するために、なんで労働者が手を貸すのだ! 政府が雇用対策を講じるということは、結局われわれからむしり取った税金を資本家どもにくれてやると言うことじゃないか! そうして、資本家どもは心おきなくクビ切り・賃下げをやるというのだ。こんなことをどうして許せるか!
もはや資本主義は打倒するしかない。命脈の尽きた資本主義にとって変わって、労働者が社会を運営するのだ。

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今、全世界で労働者の闘いが激しく燃えさかっている。大恐慌が生み出す危機と大攻撃を前に、旧来の労働運動指導部がこぞって労使協調―体制擁護運動にのめり込んでいる中で、現場労働者が先頭に立って、こうした指導部の腐敗と屈服を突き破って荒々しい台頭を始めている。
アメリカでは、3月5日ニューヨークの市職員・医療労働者など7万5000人が、市長の予算削減案に反対して大デモ。
イタリアでは昨年12月12日、学校、鉄道、病院、郵便などをすべて止める150万人のゼネストで新自由主義教育改革を粉砕した。フランスでは1月29日の500万人ゼネストでサルコジ政権の新自由主義改革と対決している。ドイツでは11月に自動車部門で3万人が波状スト、2月には交通部門を軸に各州で波状ストが闘われている。イギリスでは、昨年7月の公共部門50万人の48時間スト、10月の鉄道ストなどが闘われている。全世界の労働者の決起に続こう!

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動労千葉は、09春闘が最大の山場を迎える3月17日から19日にかけて、すべての組合員を対象に全面ストライキに打って出ることを決定した。大幅賃上げ獲得と業務外注化阻止・ライフサイクル白紙撤回を掲げて闘われるこのストは、労使共同宣言体制を実力でぶち破り、全産業に吹き荒れる首切り・賃下げの嵐をはね返していく最先端のストライキだ。 動労千葉のストライキにつづこう!
問題は、劣悪な労働条件・低賃金にもかかわらずストライキ方針すら打ち出せない多摩バス労組執行部だ。現場労働者の怒りで打倒しよう。西東京バス労組のみなさん。今度こそストライキで闘おう!

 


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image  3月6日八王子で、JAM日本機械工業労働組合と合同労組八王子の呼びかけによる、「団結して生き抜こう! 首切り・賃下げ反対! 怒りの3・6春闘集会」が開催され、95名が結集した。集会で合同労組八王子委員長は、「合同労組八王子も権力の弾圧を受けたが、だからどうしたと言うことだ。一歩も引かず、闘う。ストライキで闘おう。現場を握ってい
るのは労働者だ。3・20へ結集しよう」と力強く宣言した。集会後、「09春闘をストライキで闘うぞ!」とシュプレヒコールをあげ、八王子市内を元気よくデモ行進した。

 


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  • 不幸により休みの申出をしたら「前もって言ってくれ」「減点になります」って、それでもお前は人間かッ!?他に言うことあるだろッ!!
  • 出産のために早退を申出たら「早退で減点になります」って、どうなってるの!?いい加減にしろッ!!
  • 羽田空港での待機時間は、実際のところバスの中にいるしかないのにタダっておかしいだろッ!ちゃんと賃金払ってよ~
  • 事務担当職は、ベタで週40時間労働なのに運転士はなんでベタじゃないのだ!!運転労働者だって「時は金なり」「タイム・イズ・マネー」なのだ!
  • 会社は食堂をなくしておいて、私金を持つなってか?飯も食わず、飲み物も飲めず仕事しろというのか?何が電子マネーだ!使えないところばかりじゃないか!
  • こんなに労働者を安く長くコキ使っておきながら、監視カメラとかデジタコとか私金ロッカーとか、一体いくらつぎ込んでるんだ!?賃金を上げろ!!
  • 会社の言いなりにしてる運転士に限っては事故も隠すのか?一方で気に入らないと大攻撃してクビにするくせに?会社の事故の扱いに一貫性はあるのか?この会社の安全マネジメントとは一体なんなのか?
  • 運転士本人に確認もしないで、しかも不利益のある変番を一方的にするんじゃないッ!

2009年3月13日金曜日

かわら版第3号「全く機能していない運行管理」

危険性・違法性があることを知っていながら、
ビクビクしながらやっているんです」(管理職A)

闘う労働組合を甦らせよう!


かわら版第3号ダウンロード