PDFファイルの閲覧・ダウンロード方法

 「かわら版」では、PDFファイルの閲覧・ダウンロード方法を2009年2月10日から変更しました。
 下図に示すとおり、該当ウィンドウ上部の「メニュー」をクリックし「ダウンロードまたは共有」を選択します。
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2010年6月4日金曜日

かわら版第17号(Web版)

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2010年5月17日のことである。Iさんの乗務するバスに乗車した乗客から苦情があったということから、会社はIさんから事情を聴くため、乗務を変更し、下車勤務とし事情聴取をおこなった。そのなかで、Iさんが弁明した事柄について、文書を作成するよう命じ、Iさんはこれに応じて会社に文書を提出した。
しかしながら、会社は提出した文書を確認するとともに防犯を目的としてバスに搭載された防犯カメラに映ったIさんの乗務するバスの映像を見せて、「マイクアナウンスをしていないでしょ」などと言い、事情聴取後「金輪際、Iさんを乗務させるつもりはありません」「自宅待機してください」と告げ、21日以降、またしてもIさんを自宅待機処分とした。

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5月27日には、「仕事に対する(やる気があるのか)姿勢を伺う」などと言ってIさんを会社に呼びつけ、「(Iさんの)至らない点で今後精進すること」は何か? といった質問をおこない、至らない点を文書にして書かせて提出させるといった方法でIさんを追いつめた。
さらにそれだけではあき足らず、会社は6月2日にIさんを会社に呼びつけ、就業行規則87条の懲戒事由に該当する所為が認められたなどと言い、一方的に「出勤停止命令」を出すまでにおよんでいる。
このやり口、実に奇妙である。
そもそも今回の件は苦情が寄せられたことによるものであって、Iさんのやる気云々の話ではない。まして懲戒処分などもってのほかで、会社はいつの間にか問題をすり替え「出勤停止命令」まで出すといった決して穏当ではない行為に及んでおり、悪意に満ちているとしか思えない。

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そもそも、2010年5月17日に寄せられた2件の乗客からの苦情内容を整理すれば、
1件目は、
①バスの車内放送(自動音声)が聞き取れない
②マイク案内をしていない
③なお、車内放送に関して言えば、クレームを寄せた方が聞こえなかったというのではなく、聞こえなかった人がいたら困るだろうというクレームであり、寄せてくれた方の推測である。
2件目は、
①マスクをしており感じが悪かった
というのが主な内容であり。乗客の多くが不愉快だったという内容ではない。

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1件目についてIさんは、
① 再発防止のため、どの程度の音量にダイヤルを合わせればよいのか、会社に具体的な基準の教示を仰いだところ、会社は「車内放送に関する音量には基準がない」とのことで、なんら具体的客観的基準は示されていない。つまり、会社はどの程度の音量に合わせるのかについては運転士の感覚に求めているのである。
加えて、今回の苦情について言えば「車内放送が聞こえないからバス停で降りられなかった」という内容では決してなく、クレームを寄せたお客様が具体的な不利益や被害を被ったというものではないのである。
さらに言えば、バスに搭載された車内外音声機器の音量が大きいとか小さいということで、Iさんのみならず苦情が寄せられている事実もあるのである。
② 車内マイクアナウンスについては、安全にバスの運行をおこなうため、運転の最中に会社の求める車内アナウンスが出来ない場合もあること、その中で可能な限りのマイクアナウンスを行っていること、ましてや事故が多発している職場の実態からしても運転の最中に行う過剰なマイク操作は危険であること、さらには長時間におよぶ乗務のため肉体的にも疲労しており、運転の最中の過剰なマイク操作は事故を誘発し危険であること、このような現状を直視すれば、本来安全に旅客を輸送するといった義務を負っているバス会社なのであるから、マイクアナウンスの使用方法について早急に従業員の意見に最大限耳を傾けつつ、労働組合と検討すべき課題なのではないか。
2件目については、
① 運転中のマスク着用に関してのものであるが、点呼時に会社の許可を得て着用しているものである。
Iさんに限らずとも他の運転士もマスクを着用しているにもかかわらず、たまたま、マスク着用について不快感を抱いたお客様からクレームがあったとはいえ、これを理由に自宅待機処分・出勤停止処分をなすことは均衡を欠いているとしか言いようがない。

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会社の評価制度は、「勤怠」・「接遇」・「事故」といった三本柱によって構成されている。これらのうち、勤怠と事故については客観的資料に基づいて評価・判断が可能であるが、とりわけ接遇に関して言えば、評価の仕方は極めて曖昧になされている。例えば、「裏面添乗員」による添乗結果は、複数いる添乗員によりまちまちであり、同様の接遇を行っても結果にバラツキがある。さらに添乗回数も人それぞれであり、査定期間中、過去およそ60回添乗されている運転士もいれば一度も添乗されない運転士もいるほどである。しかも何回添乗されたかについては会社から教えてもらうしか方法がないため、運転士にはわからず、会社の極めて恣意的な運用がなされている部分である。
すなわち、3本柱のうち、「接遇評価」については、会社の腹しだいの評価による査定が可能であり、運転士の昇給を調整するための調整弁の役割をなしているのであろう。
「接遇評価」の善行や苦情の項についても、これらを寄せる乗客には客観的基準などなく、その時の気分や感情によって大きく左右されている。したがって、毎日多くの乗客を、また同じ乗客が乗車したとしても、毎日たびたび寄せられるものではない。
会社は、会社にのみ都合のよい、いい加減な評価制度を悪用し、実態すら考慮せず、苦情が寄せられた運転士へ過剰な非難を浴びせるほか脳がないんだから、実に困ったものである。




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●苦情の内容の煮詰めた論議は行われないんですかね? そうでないとやる気どうこうって話にならないはずなんですがね。一方的ですよね
●添乗は平均点低い人もそうだけど、異常に点数高い人も抜き打ちが乗るとか...
●実際の所は本人しかわかりませんが、マイク使ってないとかは会社が使いなさいと言ってるだけで客側から言われる筋合いはないよね! マスクはしていれば誰でも少しは見られます。客側個人の感じ方なんだから理由にならない。マイク使ってないとかは他にもいるだろうし I くんへの個人攻撃(会社が絡んでいる)としか思えない!
●あまりに酷い対処のしかたに、まさに開いた口がふさがりません...態度が悪いだとか感じが悪いだとか...感じかたは多種多様なハズの内容ばかりで...。とんだ『ブランド会社』ですね...
●こんな事で自宅待機処分になるなら、運転ができなくなる運転手がほとんどになってしまいます。「恐怖政治」ですね、やり方が! しかも、勤務の途中で下車させての事情聴取は、言語道断です!
●事故をしたわけでもないのにヒドイ対応ですね。自宅待機は、懲戒処分です。「車内放送の音量が小さい」「マイクアナウンスをしていない」などの理由で自宅待機処分にする会社に正当性はないと思います。

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